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妊娠~出産に至るまでにママの骨盤に何が起こっているかというと、、
産むまでは開き続け、
産む時に閉じる
この現象がゆっくり進行します。
産後骨盤の鉄板ワード「産後は骨盤が開きっぱなし」があります。
あれはおかしい
骨盤が開くのは「子を産むまで」の話であり「産む時」には閉じる方向に動き出します。
赤ちゃんが産道を
通りやすくする為です。
いわゆるPI腸骨→AS腸骨の動きです。
覚えておいてください。
骨盤は産んでから開きっぱなしなのではなく、産むまでが開きっぱなしなのだと。
ちなみに「産むまでは開き、産む時に閉じる」はざっくりとした説明です。
実際の妊娠時の骨盤はもっとややこしくなっており、結論から言うと「矛盾した状態」にあります。
後傾要求(開き)と前傾要求(閉じ)が同時に起こる綱引き状態にあります。この負担がとても大きいのです。正に前と後ろで雑巾絞りをされ続ける骨盤。
こんな状況に300日間近く晒される訳ですから、ママの身体は大変です。腰痛や肩こりが起こらない方がむしろおかしいくらいです
妊婦さんの特徴に「ドスコイ歩き」というものがあります。いわゆるO脚化が進むというものです。
あれはお腹が大きくなるに連れて進む「腹圧抜け」と「骨盤後傾」によってもたらされる後方重心の歩き方です。
どうにも逆らえない
生理現象です
この変化に逆らおうとすると、赤ちゃんが窮屈な想いをします。
O脚化の解消は出産後に集中して行いましょう。妊娠中は何をやって無駄です。
O脚化が進行すると同時に起こる事があります。
膝歩き
O脚歩行の特徴で「太腿」の筋肉が運動の主役となる「筋肉の庇い合い」現象です。
太腿の筋肉が頑張る程に鍛え上げられ、足はドンドン太くなっていきます。
ズボンが太腿で止まる
ふくらはぎパンパン
これはO脚歩行がもたらした悲劇であり、骨盤矯正だけでは中々取れません。
習慣の問題です
解消するには成人女性本来の「股関節歩行」を取り戻す必要があります。