目次
残り1ページ
産後の骨盤矯正を受ける事ができる場所は沢山あります。
手技療法の院ならどこでも「産後の骨盤矯正」を受ける事ができるはずです。
問題は何処で受けるのが良いのか?となります。
完全に独断と偏見ですが、以下の条件を1つでも満たせば選びません。
繰り返しますが
選ばない条件です
恐らく大半の院があてはまってしまいますが、譲れません。何せ大切な身体を任せる院探しなのですから。
「産後専門院」は一般のママからすれば「専門性が高いんだ!」と安心材料になると思いますが、専門家からすると全く逆です。
「産後の骨盤しかしていないのか」と不安になる。
産後の骨盤は「動きたがっている骨盤」なので特に難しい調整ではありません。それはつまり「技術や経験が磨かれる環境」ではないという事です。
私なら常日頃から「固定した骨盤」を相手にしている施術家を探します。
産後の骨盤の状態、特に「関節が動きやすい」点についてリラキシンホルモンの説明が出ている場合は選びません。
リラキシンホルモンは産後分泌はすぐに止まり、半減期も早い。産後数か月も影響を及ぼすホルモンでは無いのです。
恐らく「産後骨盤ビジネス」の資料をコピーしただけなのでしょう。
産後の骨盤は「恥骨結合」や「会陰部」にこそ問題は抱えていても仙腸関節に問題を抱えているケースは稀です。
その調整に10回もあてると自然分娩の場合は2~3回目くらいから「やる事が無い」状態になります。
信頼できる先生はすぐ気付きます。「これ、どうやっても10回も引き延ばせないよね」と。
施術を受ける側は「沢山の人を施術している」方が経験豊富で安心できると思います。
それ、誤解です
実際に施術をすればすぐわかります。1日10人もしたら「流れ作業になる」という事を。
患者さん1人1人に寄り添う施術は1日5~6人が限界です。それ以上はカルテの見直しすら満足にできません。
前者は責任もって施術にあたってくれます。後者は不安に感じて良いと思います(笑。
同じ「1日5~6人」でも全く意味合いが違います。
分娩のメカニズムを考えると「産後開きっぱなし」という理屈はおかしいです。
妊娠時に開き続けた骨盤は
分娩時に閉じていく
「産後骨盤は不安定」というのはわかります。でも「開きっぱなし」は明らかに勉強不足です。
これも恐らく資料をコピペしたのだと思います。
「スタッフは国家資格を保持しているので安心して下さい」は選びません。
何故なら、産後の骨盤矯正はその国家資格とは全く関係ないからです。
そして、それがわかっているのは他ならぬ先生自身です。ですので、その主張ができる時点で私は選びません。
わかった上で
やっている確信犯
信頼の問題です。
余談ですが、整形外科、鍼灸院、整骨院は殆どが「骨盤なんて動かない」とずっと整体やカイロの骨盤矯正を全否定していました。
この掌返しには多くの整体院、カイロドクターが驚かされたものです。